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続・まりおの部屋

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2007年 06月 25日

思い出話

フローラの首輪が見つかった同じ引き出しの中から、写真が一枚出てきました。
アルバムに貼り忘れてたのか、懐かしい、息子が小学校の時の写真。
多分一年生の冬、、、だろうと思われる時期の思い出の一枚ですね。

まだ低学年のうちは子供の足で家から20分ほどの所でしたから、送り迎えをしていました。
その迎えの時のついで、教室から出てきた所で写したもの。
真ん中が息子です。 当時は軽い斜視ということで矯正のめがねをかけていたんでしたっけ。

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息子が通ったのは、モロッコの私立の幼稚園からある小学校。 
うちの様なハーフのお子さんの多くの親御さんは、たいていフレンチスクールに行かせたがります。 子供の将来をモロッコに見ていない方が多い。
それは、モロッコの教育のレベルの低さを憂慮してのこと。
又は、他のモロッコ人の子供たちとうまくやれるかどうか、、、

我家もいろいろ考えました。
フレンチは、まずはお金がかかることもありましたが、もし、幼稚園から高校まで子供をそこに送り込んだらどういうことになるか。 
フレンチスクールは小さいながらも完全にフランスの世界です。 親の片方がフレンチならばそれでいいかもしれませんが、うちはそうではありません。
日本のことはさておいて、父親の母国であるモロッコにいて、フレンチスクールに行く?
これってどうなんだろう、日本もモロッコも知らない子供、、、に育ってしまうという危惧のほうが私の頭を掠めました。
しっかり、モロッコの学校に行かせて、そして、それから自分で選ばせて外に出たらいいじゃないか。 まあ、其の過程でうまく行かなければ其の時点で考えよう。
結局はいつもどおり、暢気な考えに落ち着いたと言えなくもなかったのですが・・・

公立の小学校は確かに問題がありそうでした。 まずは夫がそう言ったし、誰に相談しても小学校の公立はやめたほうがいいと。 それで、うちから一番近い、歩いていける距離の私立の幼稚園からある小学校を選んだわけです。 (注・・・幼稚園に公立はありません。)

第二に、他のモロッコ人の子供たちとうまくやっていけるか、という問題。
これも確かに危惧されることでした。 モロッコの学校にもイジメはあります。
といっても今の日本の曲がりに曲がったひねくれイジメではなく、もうちょっと素朴な(?)、日本も昔はこんなだったよね、という感じのもの。

それに加えてですが、こちらでは、アジア人は珍しいこともあり、まあ、侮蔑の意味合いも含めて、シノワ(フランス語で中国人)と呼ばれます。 排他的な呼び方とも言えるでしょうか。
このことで、他のお子さんで登校拒否までになったお子さんもいらっしゃるし、軽んじることはできない問題で私も神経を尖らしました。

案の定、私が送り迎えで学校に姿を見せると、あちこちの子供の間から、シノワ、シノワという言葉がもれ聞こえてきました。 うーん、やっぱりまずいか!

でも、幸いに幼稚園の最初のクラスの担任の先生がとても気にかけてくださって、ある日、少し早めに迎えに行ってしまった時、私を教室まで入れてくれたのです。
そして、私が○○ちゃんのおかあさんで日本人であること、おとうさんがモロッコ人であること。 たったこれだけのことを子供たちの告げただけだったんですが、一人の女の子が席を立って私の所に走り寄ってきて抱きついてきたんです。 びっくりしてる暇もなく、其の後ダーッと他の子も来て、、、^^
それから、私が送り迎えに行くと、息子のクラスの子はみんな挨拶してくれるようになり、気がついてみると、シノワという耳障りな音は聞こえなくなっていました。

ですので、その担任の先生に今でも深く感謝です。 ああして、積極的に懐に飛び込ませてくれたから、垣根が取れたんだなあ、、、としみじみ思いました。

その後、同じ学校の小学校に進みましたが、息子はたくさんの友人もでき問題なく無事卒業できたという次第です。

この経験は大きいでしょうね。
息子は其の後ずーっとしつこく、教育はモロッコ路線を辿りましたが、今は何とか仕事もうまく行っているようで青春を謳歌しているようです。

でも、後で大きくなってからですが、
「ねえねえ、本当にシノワって苛められたことなかった?」
と聞いたら、
「うん、あったよ。 でも、気にしなかったから別にどうってことなかった。」
という答えだったので、親の私がどうとかという問題ではなく、息子の器が母が案ずるより大きかったということか、、、と何やらおかしく思えたことも事実です。

一枚の昔の写真から、随分長い話になってしまいました。
最後まで呼んでくださった方、どうもありがとうございました^^>

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by nmariomama | 2007-06-25 23:13 | 想い出の一枚 | Trackback | Comments(26)
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Commented by ya at 2007-06-26 08:12 x
おはようございます。
お身体、もうすっかり良くなられましたか。
読み終えて、なぜか涙があふれてきました・・・
良いお話をありがとうございました。
Commented by ミント at 2007-06-26 09:12 x
写真一枚で、あっという間にそこへ戻れるものなんですよね。
とってもステキな写真と、心に響くお話。
実は、ワタシにも、ちょっと似たような経験があります。
子供が小さいうちは、親が顔を見せるだけで、状況がコロッと変わったりするんですよね。
それにしても、モロッコでの子育て…いろいろ考えられたんですね。
ワタシも胸がじーーんとしました。
Commented by apr12pixtupi at 2007-06-26 13:15
子供が大きくなると、何も無かったように成長しみたいに思うけど
異国では、教育問題は(何処の学校に入学・・・)一大事だったんですね~
とっても、可愛いお子さんたちだわ~
小さいころから、メガネは大変だったでしょうね~

フローラちゃん、だんだん犬らしく、散歩も大好きになるでしょう
Commented by nmariomama at 2007-06-26 16:39
☆yaさん
いつもお気遣いありがとうございます。
おかげさまでだいぶ良いようです。 無理をせずにのんびりになってしまいますが、又よろしくお願いいたします。
今は昔、、、というくらいもう古い話になりました。
でも、こうやって書き留めておくと、もう一度自分の心に刻み込まれる感じで、これからも息子共々この経験が生かされればいいなあ、と考える次第です。
拙文を読んでくださって、こちらこそ本当にありがとうございました。
Commented by arc1017 at 2007-06-26 16:44
素敵な話。じーんと来ました^^。
まりおママさんとこの息子さん、お会いしたことはないけど、ブログから察すると、すごく器の大きい人やという印象を受けますよ。
母親思いのええ息子さんで、すごくマイペースなイメージがあります。マイペースなとこはお母さん譲りかしらね^^。
Commented by nmariomama at 2007-06-26 16:48
☆ミントさん
変な言い方ですが、子供ってやっぱり親と繋がってますね。
だから、子供は子供と切り離すのではなく、子供の場に親も顔を見せること、大切だと思います。 これは過保護とは違うと思いますし。
写真って不思議ですよね。 ほんと、眺めてると時間と空間を越えてしまいます。
モロッコでの子育てはやっぱり日本とは全然違うので、まずそこからしていろいろ考えさせられました。 子供と一緒にこの異国で成長させてもらった、というのはあるでしょうね^^
Commented by nmariomama at 2007-06-26 16:56
☆apr12pixtupiさん
ママchan、読んでくださってありがとうございました^^>
日本での子育ては又大変だと思うけれど、こちらではこちらの子育てで、良い経験をさせてもらったという感じです。
息子のめがねは矯正だったので、この後一年くらいで治り、おかげさまでその後はめがね無しですんでます。
今子育て真っ最中のフローラとの毎日も又素敵です。
ただし、、、相当大変ですが。。。^^(笑)
みかんしゃん担当のママchanも、頑張って^^!
Commented by nmariomama at 2007-06-26 17:03
☆arc1017さん
あはは、息子のマイペースは、多分父親譲りだと思ってます。
ほんと、息子も一緒にお会いしたかったですが、大丈夫、F1やらmotoGP観戦を志望しているので、きっとその内そちらに現れるでしょう、よろしく^^(笑)
まあ、普通の子供です。 家の中では相変わらず手かかりますしね^^;
それでもこの子がいたから私もこちらで一緒に成長できたのかもしれない、、、かなあ、、、成長してるとすれば、の話ですが^^>
Commented by ルート38 at 2007-06-26 19:10 x
こどもたちのいじめでもちいさいうちは
案外根が浅いものですが、
その先生の見事な指導と言えますね

日本では親同士が偏見を持ってたりして
かなり見苦しいものがあるとか・・・悲しいです
Commented by sora at 2007-06-26 20:43 x
真ん中が息子さんってすぐに分りましたよ。
だってとってもままさんに似てますもの!
異国での学校事情はやはり悩むことが多いでしょうね。
親子の気持ちって親子にしか分らない何かがありますよね。
子育てをして、親も成長する・・・という言葉は実感としてよく
分りますよね。
Commented by kumako-93 at 2007-06-26 23:04 x
今は穏やかに語っておられるけれども、色々ご苦労があったんだろうなあ、と推測します。
学校選びは日本でも難しいです。
いじめのこと、学力レベルのこと・・・。
でも一番は子供にとって何が最良なのか、ということですよね。
ままさんがいい学校、いい先生に恵まれて本当によかったですね。
Commented by nmariomama at 2007-06-27 07:04
☆ルート38さん
イジメは昔からあったと思いますが、日本の今のは何やら複雑奇怪なものになってきているようですね。
それに、オトナの世界がそうだと、子供に影響がいくでしょうし。
本当にとても悲しいことです。。。
息子の場合は、良く理解してくれる先生で助かりました^^
Commented by nmariomama at 2007-06-27 07:11
☆soraさん
あはは、確かにこの頃は結構私似だったでんですよ。
その後、又変わったりして今に至ってますが、今はどうでしょうねえ、、、
鼻が丸いところだけは変わらず私似のようです^^;
子供の教育はやはり親の責任だと思いますので、夫ともかなり真剣に話し合った覚えがあります。 今じゃもう、そんなエネルギーはないかも^^ゞ
若かったんですね、きっと^^
Commented by nmariomama at 2007-06-27 07:17
☆kumako-93さん
いえいえ、本当に苦労をしたのは、息子かもしれないなあ、、、と今になって思います。 実際道を歩くのは本人ですものね。
子供の立場に立つことも大切だけど、とにかく親が信念を持つことかなあ、、、そうすれば子供も付いてきてくれるような気がします。。。^^
王子様も良き道を歩まれますように^^>
Commented by lagoon at 2007-06-27 08:48 x
まりおさんの昔話、いろいろ考えさせられながら読みました。
日本でもアメリカンスクールに通わせたがる日本人夫婦のことが話題になっていますけど、でもやっぱり海外の教育を受けるのは母国のことをちゃんと理解してからのほうがいいかもしれませんね。
我が家(両親を含め)のことをほっといて、他人の家のしきたりばかり気にしてもな~って思います。
まりおさんはととてもイイ先生に恵まれてよかったですね^^
Commented by mitsuko_beauty at 2007-06-27 10:29
息子さん とてもよい先生に、恵まれましたね 
先日 こんな方がいました  昔は、貧困な家庭と金持ちとが差がありましたよね 貧困でいじめがあり そこで先生が、いじめた子を集め 皆同じ人間なんだ 仲間なんだよって言ったそうです 
現在の先生は、違います 孫のことでいじめがありました 私は学校へ行き 学年主任へ話しにいきました 担任の先生は知らん振りだったんです いじめた相手が解り 上級生でしたよ 
ばぁちゃん強し 孫のためで~す(^^♪
Commented by nmariomama at 2007-06-27 16:19 x
☆lagoonさん
アメリカンスクールに通わせたがる話は、私も聞いたことがあります。
日本の教育に不満があるのか、はたまた流行だからか、、、何にしても子供のために何が一番良い方策か、親が信念を持って選んでほしいなあ、、、と思いますね。
あの先生はヒットでした^^ゞ 先生との係わり合いも大事ですね。
Commented by nmariomama at 2007-06-27 16:25 x
☆mitsuko_beautyさん
おばあちゃん、万歳^^/
そうなんです、子供って自分を信じて守ってくれる人が一人でもあれば、絶対曲がることなんてないんです。 真っ直ぐに生きてくれるんですよね。
mitsukoさんも忙しいでしょうに偉いなあ、頭下がります。
お嬢さんも安心ですね。
それにしても、いろいろ話に聞きますが、今の日本の学校の先生はどうしちゃったんでしょうね。
Commented by メルママ at 2007-06-27 16:50 x
いい昔話を読ませてもらいました。
何故か涙が出てきて、、、 
どんな先生に出会うかで、これからの子供の将来が左右されるんですね。 息子さんもままさんもステキな担任の先生に出会えて良かったですね。
最初に抱きついてきた女の子もステキなご両親に育てられたんでしょうね。 そう思います。
写真は仲良し三人組ですか? おてて繋いでとっても仲が良さそう~~♪
Commented by えるだま at 2007-06-27 18:31 x
私が、息子とベネズエラに滞在していたとき、「チノ」って囁きが聴こえました。息子には、「チニート」かな。直訳すれば、中国人ですけど、彼らにとっては、日本も韓国も中国も同じにみえるので、東アジア人を指す言葉だと理解し、あまり気にしないことにしました。息子もそれで嫌な思いはしなかったと思います。息子は、インターナショナルスクールに通わせましたけどね。
Commented by nmariomama at 2007-06-27 21:47
☆メルママさん
泣かせてしまったのね(笑)
もう今は昔の話。 良い思い出です^^
ほんとね、先生って、とっても大事な存在ですよね。
こっちの子って感情表現がストレートな子が多いから、びっくりするんだけど、でも、嬉しかったです。 その子の顔は忘れちゃったけど何となく感触は覚えているっていうか、、、今考えるとその子にも感謝!ですね^^
そうそう、お手手つないでるのよね。 こういう仲良しさんだった子との写真は貴重ね。 今どうしてるかしらねえ。。。
Commented by nmariomama at 2007-06-27 22:05
☆えるだまさん
そうですね、こちらでもアジア人=中国人です。 ただ、こちらでは多少侮蔑的な意味合いも込められるようで、「やーいやーい、シノワ、あっかんべー」ってな感じではやされたりが多いですね^^ゞ
南米あたりでは、少なくともモロッコより日本人が多く存在してますよね。
ベネズエラなんかは少ないのでしょうか。ここは本当に少ないですからねえ。
でも、今息子はその希少価値を理解して、うまくモロッコで生き延びようと道を模索してるみたいです^^ これがうまく行けば、親として選択した道が間違いなかった、ということになるかなあ、と密かに考えてるしだいです^^>
Commented by bbwan at 2007-06-28 04:04
異国で子供の教育問題は悩みますよね。   とてもいい話でじーんとしました。  その先生もすばらしいですが、その話を聞いて抱きついてきた女の子は、きっとママさんの気苦労を感じて尊敬の気持ちを表してくれたんですね。
  うちのオットも幼少のころ、中米の小国で育ちましたが、日本人家族は3家族だけで、現地の中にはいっていくしかなかったようです。 もちろん日本語教育はできず、オットのファーストランゲージはスペイン語。 
まったく日本語を話せずに日本に帰国し、普通に小学校に入り日本での生活が非常に大変だったと聞きました。  ただ、3ヶ月たったら頭のなかからスペイン語と日本語が入れ替わり、今は全くスペイン語は話せません。  この話を聞いて、子供の成長する力はすごいと思いました。
Commented by nmariomama at 2007-06-28 05:58
☆bbwanさん
だんなさまも大変だったのですね。
うちの息子も6歳の時、2ヶ月ほど夏休みで日本にいたら、完全に日本語になって、モロッコに帰った時、こっちの言葉が出てこなかったんですよ。
まあ、一週間で戻りましたが、子供の環境に対する順応性の早さにもう、ただただ驚くばかりでした。
あの女の子はどうなんでしょうね。 女の子は私に興味を持ってはいたけれど、何となく近づけなかった、でも、先生の言葉で、なんだ、近づいてもいいんだ、みたいな感じで垣根を越えて来てくれたような気がしたんですが。。。もっと単純な感情とでもいうか。
いずれにしても良い経験になったことは確かで、先生にもその女の子にも感謝しています。
Commented by kazinvic at 2007-06-29 22:28
とても理解のある素晴らしい先生に出会えて、本当に良かったですね!
こちらでも、いつか日本に戻る予定の駐在の方などは、日本人学校に通わせる人が多いようですが、永住の方は、普通の学校へ通わせる人が多いようですね。や
はり、ずっとこちらで生活していくのなら、こちらの言葉や社会に小さい頃から慣れるのが良いのでしょうね。
私は子供はいませんが、もしいたら、どんな教育を受けさせるか、きっとものすごく迷うと思います。
良い先生に出会えて、息子さんも問題なくまっすぐ育って、やはりママさんたちの判断は正しかったということですね。
Commented by nmariomama at 2007-06-30 03:35 x
☆kazinvicさん
本当に、このことがあったのと、なかったのとでは、その後が全然変わっていたかもしれません。 良き経験、良き思い出です。
親御さんが日本人であれば、やはり日本を意識した教育になるのが自然でしょうね。
でも、今考えるに、一番辛抱して頑張ったのは息子なんですよね。
私たち親が選んだ道を、息子が良く歩んでくれたと思います。


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