続・まりおの部屋

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2006年 04月 25日

ファティマの手

昨日に引き続いて、ラバトのウダヤの住居地区のお話ですが、今日は家の玄関の扉についているドアノッカーのお話。
まずは写真を。
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このドアノッカーはファティマの手と呼ばれる、人の手の形をしています。
ファティマというのはイスラム教の創始者であり、預言者であるムハンマドの娘の名前。
彼女にまつわる伝説により、この手は魔除けや、お守りにされています。
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伝説の中で一番有名なのが、彼女の夫と二人の息子が聖戦に赴く時に、手にヘンナと呼ばれる染料をつけたファティマが抱擁したところ、背中に手の形がついたのですが、夫たちがそのままの服装で戦場に行き、参戦したとたん戦況が良くなり勝利し、無事帰還したというもの。
その他にも自己犠牲を信とした彼女は、多くの人々の役に立ち、愛されたと言う話も残っているそう。
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写真は3枚ともドアノッカーですが、こうしたことから、このファティマの手は、他にもペンダントやブレスレットなどのアクセサリー、壁飾り、など、いろいろなところでデザインのモチーフとして使われているようです。
赤ちゃんが生れると、邪の眼につかないようにと、ブレスレットのように赤ちゃんの手首にさせる人もいます。

また、この手は真中の写真の手のように開いている場合もあり、五本の指を表していることから、ハムサ、とも呼ばれます。
ハムサはアラビア語で数字の、5を意味します。

ちょっと見た目、気持ち悪ーィ、なんていう人もいるようですが、ま、こんなお話がまつわっているということで。
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by nmariomama | 2006-04-25 22:51 | ひとくちモロッコ | Trackback | Comments(24)
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Commented by yoridorimidorii at 2006-04-25 23:36
なじみのない日本人にも、真ん中の手はそんなに具体的でなく
インテリアとしてもいいですね。

"ヘンナ"と言えば最近、髪を傷めずに染められナチュラルで
髪にやさしヘアカラーとして使われてますよね。
Commented by arc1017 at 2006-04-26 00:11
あっ!!これスペインでいっぱい見ましたよ!
トレドって町には特にいっぱいありました。お土産屋さんにも置いてあったし。そう言えば、トレドはイスラムの文化もちょっとあるとか、ガイドブックで読んだ気がします。
この手のドアノッカーの由来がわかって、すごく嬉しい。まさか、まりおママさんから教わることになるとは。いつもいつも勉強になります♪
Commented by cafesuzie at 2006-04-26 00:25
あ、これいただいた手ですね。あれから、幸せ掴めたかなあ?
まだ、わからないけど、お守りにさせていただきます^^。
こんな由来があったんですね。初めて知りました。
2晩続けて、勉強しちゃいました。あ~気分はすっかりモロッコ通(笑)。
Commented by bbwan at 2006-04-26 04:42
これをペンダントにっていいですね。 赤ちゃんの手首にさせるのも、おしゃれです。 こういう言い伝えがあるからなんですね。 いい話です。
Commented by nmariomama at 2006-04-26 06:19
☆yoridorimidoriiさん
小物からちょっとした大きさのインテリアまで、結構いろいろデザインのモチーフとして使われているようですよ。
ヘンナ、はそうそう、こちらでもトリートメントとしてポピュラーですが、白髪は明るいオレンジ色に染まってしまうんですよね。
よね、って私がもし使えばの話で年がばれますが・・・
ちょっとこれ、躊躇します。日本のは色が抑えられたりしてあるのかしら?
Commented by nmariomama at 2006-04-26 06:22
☆arc1017さん
あ、ありました?たくさん。あの辺まで、昔、アラブの勢力が行っていたのでこのエピソードも浸透しているのですね、きっと。
あはは、うるわしさんのためにご披露した話題です、ということにしておきます^^
Commented by nmariomama at 2006-04-26 06:37
☆cafesuzieさん
あ、そうか、結局Suzieさんの手に渡ったんだ。
あの時このお話はしませんでしたね、すみません。
つまり、こういうことなんです、はい。。。^^;
今度誰かに見せる時、エピソード付きで自慢してください^^
Commented by nmariomama at 2006-04-26 06:40
☆bbwanさん
こっちの人、子供にも結構アクセサリーとかさせるんですが、こういうものなら何か謂れがあっていいですね。
こんなのしてる赤ちゃん見ると、あー守られてるんだあ、なんて微笑ましい気がします^^
Commented by aranofrion at 2006-04-26 07:39
おはよう!お洒落ね、こんなのが欲しいけど、
日本では、大人しい物しか?無いの、
昨年門扉を、変えた時に、ノブも、替えたけど、ライオンしか、
無かったから、ライオンの顔に、したのよ、
お洒落だわ~~ぁ、一枚目に、目が点よ、いいな~~ぁ。
Commented by guraseri at 2006-04-26 08:24 x
ファティマの手チュニジアでもたくさん見かけました。
護符のような役割を果たすと聞いていますが・・・
観光地ではペンダント、ブレスレッドなどにして高値で売っていました。
ファティマの手にまつわるお話とてもお勉強になりました。
Commented by nmariomama at 2006-04-26 15:53
☆アランママさん
日本ではあまり種類がないのね。でも、ライオンのノブも面白そう。
ドアを開けるとき、ライオンの顔を掴むのね^^
デザインによっては、この手のもお洒落ね、いろいろあるので見てるだけでも飽きないわ。
Commented by nmariomama at 2006-04-26 15:57
☆guraseriさん
そう、いわゆるお守りです。
それが転じていろいろに使われているそうです。
ノッカーも玄関から悪魔が入ってこないように、という一種のお守りの役目をしているようです^^
アクセサリーでは銀製品になると高くなりますが、こちらでは日常的に身につけたりするのでそれほど高くなく、手に入ります。
Commented by mwakao at 2006-04-26 16:49
『ファティマの手』って、聞いたことがあります。
たぶんテレビでかも・・・ あまり深く聞いてなかったのですが、ママさんの説明で、よく分かりました。
長く伝えられてることって、それなりに意味があるんですね。
良いことは、チャンと覚えておくと良いですね。。。 あっ!悪いこともですね。
Commented by milknyan1 at 2006-04-26 17:03
あ!母さんヘナでかみ染めてますよ~~。色々な色があります(^^
干草のような匂いがするのよね。

そうか~~。ステキなお話があるんですね。とても福福しいステキな手だ~~
Commented by nmariomama at 2006-04-26 17:39
☆mwakaoさん
つたない説明でしたがわかっていただけました?良かったです^^
ほんと、いいことも悪いこともきちんと記憶に留めなきゃね。
と、思いますが・・・年だなあ・・・輪郭がぼけたり・・・細部が欠けたり・・・^^;
Commented by nmariomama at 2006-04-26 17:45
☆ミルクの母さま
日本のはちゃんとヘンナの成分を使って、いろいろお洒落になっているのでしょうね。
そうそう、ヘンナも元々は草だから、自然の匂いがしますね。
こっちのはヘンナそのものだから、もろ白い部分はオレンジに染まっちゃうんです。一度やって、焦りました^^;
話を知った後で、もう一度この手を見ると、親近感が増すので不思議ですね^^
Commented by わんぱくラム at 2006-04-26 20:25 x
ファティマの手おしゃれだわ。私もペンダントやブレスレットに欲しいわ。
ドアノッカーいいなぁ・・・やはりこちらは、なんだか目をひくような物がない!やはりおしゃれなのが欲しいね。近ければ行って買いたいわ。
Commented by nmariomama at 2006-04-26 22:26
☆わんぱくラムさん
あはは、近ければって距離じゃないのがほんとに残念^^
そういえばこんな風なモチーフのデザインの物って日本にはないかも、ですねえ。
意外に新鮮な感じなのかな^^
Commented by lagoon at 2006-04-26 22:49 x
たしかにパッと見は気味悪い感じのするドアノッカーですが、このドアノッカーの誕生にはそんな歴史があったんですね。
後世にその手が残るなんて、預言者ムハンマドの娘は民衆にとても敬愛されてたんですね。
Commented by nmariomama at 2006-04-27 03:25
☆lagoonさん
皆さん割にすんなり気に入ってくださっているみたいですけど、正直言って、私は初めて見たとき、ギョッとしました^^;
今は結構デザイン化されて、アクセサリーになったりしているので馴染み深い感じになりましたが・・・
こんなに古くからの言い伝えが今も日常的に残るというのは、やはり大したことですね。

Commented by pvyuyu at 2006-04-27 04:30 x
お久し振りです。暫く留守をしておりました。

諸国に滞在し、特に南ヨーロッパの路地裏など、古びた扉に時たまドアノッカーをみることがありました。
ドアノッカーも歴史あるものがあるとその時に現地の方に教わりましたが、手のモチーフにされたブローチ、ペンダント、チャームブレスレットなどの装飾品もみました。
なんとなく身につける人の手の装飾品には弱いです。
でも、もし我が家が歴史ある古びた館であれば真ん中の手は素敵!古びた扉に装飾するのもいいですよね!
ワンコの肉球(手)は大好きです^^!



Commented by nmariomama at 2006-04-27 05:49
☆yuyuさん
お久しぶり、お忙しくしていらっしゃるようですが、如何ですか?
私もこの手の形、リアル過ぎてちょっと最初はびっくりしました。
宗教的な意味合いを持つものですから、それなりに緊張します^^
ワンコの肉球のモチーフなら、何でもOKですよね♪???
Commented by のこのこ at 2006-04-27 17:02 x
手首だけは、ちょっと夜は見たくないかな、恐いですね。大きさってどれくらいなんでしょう?
邪気を払う意味もあるんですね。
ファッションで、ドクロのネックレスしてる若者より、まだ、手首のほうがいいです。(笑)
日本の縁起物、熊手「運をかっこむ」ってことにはなりませんか。ならないか・・・失礼しました。
Commented by nmariomama at 2006-04-27 17:21
☆のこのこさん
ノッカーですのでちょうど人の手で握れるくらいの大きさかな。
夜ね、確かにちょっと・・・
どくろのねえ。うちの息子も日本に行ったとき早速買ってましたよ。
こっちでもいろいろ若者のアクセサリーでありますよ。
Tシャツの柄にもなってるし・・・どこがいいんだか。。。
あはは、かっこむにはファティマさんの手も、もっと大きく開いてないとだめですね^^;


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