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2007年 03月 20日

お見舞いの話

モロッコでは特に親戚間を訪問し合うのも、日常の重要出来事と以前記したと思いますが、
この中には病気などのお見舞いも含まれます。

だから病気になるとお見舞いラッシュになって大変。
ちょっと風邪で寝込んだと言っても様子を見にいくという、信じられない行動が日常茶飯事で行われます。

何ででしょうねえ、、、親戚の誰それが病気だとなると、それーッとばかりに皆、駆けつけます。
病人の状態なんて知ったこっちゃない。
とにかく駆けつける、押しかけるといった感じには、本当に参ります。
もうそれは、見舞い命!という感じなんですよ。

ということは、その家で一人病人が出ると、来客が押し寄せることになるわけで、その対応にも追われる。 全く迷惑な話なんですがねえ。

例えばの話です。
我が夫が、もうかれこれ10年ほど前ですか、椎間板ヘルニアで入院、手術した時なんかも大騒ぎで、ほんとに参りました。
椎間板ヘルニアの手術と言えば、まあ、盲腸程度? まあ、それが手術、というだけど親戚中大騒ぎになり、入院先に押しかけてくるんですからどうかと思います。

入った病院は私立で評判も良い所だったので問題なく、医療関係ではスムーズに行ったのですが、何せ、見舞い客、見舞い客、ああ見舞い客、てなもんで、病室は人で溢れてしまうのです。しかも、二人部屋だったもう一人の病人が、うちに輪をかけて見舞い客の多い人で、更に混乱。
終にはその階の主任看護婦さんとやらお出ましになって、さすがに度が過ぎると思ったか、
「ここは病院です。見舞いが終わったら即刻部屋を出ること!」と申し渡していきました。

しかし、この主任看護婦さん、フランス人だったんですよ。 だからそういう行動に出たと言え、これがモロッコ人のおばちゃん主任かなんだったら、一緒にしゃべくっていったかも知れず、ああ、オソロシヤ・・・

そして、、、それで終わりかと思いきや、自宅に帰って来たら来たで、またぞろやってくるのです。 信じられます?
病院に行ったからもういいってわけではないようで、しっかり又やってきます。
自宅だと、来客扱いになり、お茶とお菓子を出さなくてはならず、3~4日の間、私は一体何杯のお茶を(ミントティーです。)入れたか、、、、

夫が全快し、仕事に復帰した時は心底嬉しかったですね。
夫が元気になったことはもちろんですが、ああ、これで見舞い客に悩まされずにすむ、と思ったら天国でした。

さて、先日のドライブの記事で、ドライブの最中に夫の携帯が鳴り、ドライブはオハショリになったと記したのを覚えていらっしゃるでしょうか。

あれは、何を隠そう、親戚に病人が出て、明日手術だから義母がうちの車を使って、その日の内に見舞いに行きたいというので呼び戻されたのです。

うーむ、又信じられない話。 しかし、夫は車をUターンさせ、義母を乗せて病院へと向かったのであります。 私は・・・と、だいぶ遠い親戚だったので免れました。
誰それ? という親戚の行動にまで付き合っていた日には、ほんとにこっちがマイってしまいますから・・・いえ、来て5年間くらいはすべての親戚の行き来に首を突っ込んでましたが、段々に減らして、今ではちょうど良い程度にまでうまく調整に成功いたしたのであります。
こうするのも中々大変ではありましたが、、、

ま、病人になるのは楽ではないのは当たり前ですが、見舞い客でもっと苦しめられるのがモロッコ、というお話でありました^^>

写真は、夕刻間近の街角風景です。
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by nmariomama | 2007-03-20 01:08 | ひとくちモロッコ | Trackback | Comments(20)
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Commented by bbwan at 2007-03-20 03:19
でも安静にしていないといけないような病気のときもみんな血相かえてお見舞いにかけつけるんでしょうか?  病院にいてもゆっくりと休むことができませんね。 は〜。 病気にならないことがやっぱり静かで幸せってことですね。 これっって、たとえば出産なんかのときも同じなんでしょうか? 
Commented by nmariomama at 2007-03-20 05:14 x
☆bbwanさん
まあ病院で面会謝絶,なんていう時にはちょっとは遠慮するかもしれませんがねえ。。。
そうなんです、病人は静かに、なんて発想がこっちではないのかもしれません。
正に出産でも同じ、生まれたその日にみんな病室に押しかけ、新生児にハグしますからねえ、、、、ま、赤ちゃんも強くなるかもしれませんが。。。
Commented by arc1017 at 2007-03-20 08:17
うわー、うちでこれやられた日には、ストレスとかで胃腸炎になったりして、私の方が寝込んでしまいますよ。
ちょうど愚痴日記を書いた後やったんで、このお話を読んだら、うちの問題なんか小さいモンやなーと思ってしまいました。
ホント、すごいわ、モロッコファミリー。
私には到底ついていけませぬ。まりおママさん、がんばりましたねー。
Commented by guraseri at 2007-03-20 08:44 x
モロッコでは病気になるととても大変な事になるようですね。
病人が出ると家族はそれだけで大変なのに見舞い客に
振り回されるなんて想像しただけでも私には耐えられません。
ママさんもご苦労されたようですね。
このようなお話は日本ではあまり聞いたことありませんが・・・
Commented by tablemei2 at 2007-03-20 08:59
色んな文化や思想の違いでこういうことになるのでしょうか?
病人もおちおち寝ておられませんね^^くれぐれも入院する病気にならないようお大事に^^*
↓のアイスの組み合わせ美味しいソウ〜♪
そちらの気温は何度くらい?
Commented by ゆらら at 2007-03-20 09:45 x
うわ~、これではオチオチゆっくり療養できませんね。
行かないと、「冷たい」とかいわれるんでしょうか。ほっといてはいけないのか?
親戚がそんなに多いというのも不思議です。ご兄弟が多いんですか?
日本だと、いとこくらいまで?ですが、もっと遠い人も親戚になってしまうんでしょうか?
モロッコから見たら、日本の家族関係は冷たいと思うのかな。
最初はママさんもご苦労されたんですね。大変でしたね。

↓ジェラートはイタリア語でアイスクリームのことのようですが、
低カロリー低脂肪だそうで。日本だと、アイスとソフトクリームの中間のような少し柔らかめのアイスを指すこと多いみたい。
Commented by elderman at 2007-03-20 10:13
イスラム圏では、本当に親戚付き合いが大変ですね。イランでも同様でした。
どうしてなのかって考えたのですが、信用できるのは親戚だけという考えが根強いように思われました。実際親戚が困ったときにはみんなで助けてあげるという美しい姿もありました。
仕事でも仲間や親戚以外となると、とんと話が進まないなんて弊害がありますが、こういうのも文化・習慣というのでしょうねぇ。(苦笑)
Commented by mitsuko_beauty at 2007-03-20 10:17
私が思うには昔は流行り病で亡くなった人が多い その国の人口が減ってしまったと聞いたことがあります 人々が病気になる家族を見て心配になる 関係ない人まで心配になる そんなことが今でも残っているんじゃないでしょうか  
ヘルニアの手術はちょっと間違ったら下半身不随になるんですよ~
盲腸のように簡単じゃないかもよ 名医名病院じゃないと 難しい手術です ご主人よくなったんですね よかったです
Commented by apr12pixtupi at 2007-03-20 11:58
ここどんべい村も田舎なので、お見舞いの習慣がちょっと変わっています
ここに来たとき、義父が病気で・・・近所の皆さん時間を合わせて
皆さんで来るんです、病院は遠いので行けないから自宅に
私何も知らず、こんなにたくさんの人は入れないよ~(9人ぐらいでした)が
そう思っちゃいました・・・それもあまり知らない人だし(来たばっかり・・)
後から知ったんですが、お茶菓子に手を付けないから包んで
持たせるらしいです・・・
それから私が足の病気で入院したのは内緒にしましたよ・・・(^_^;)
モロッコも大変だ・・・でも行かないと薄情とか言われるのかな?
Commented by nmariomama at 2007-03-20 16:54
☆arc1017さん
まあ、ダンナの妹とか手伝ってはくれますが、ストレスになるには違いなく、私だって、何やかやでこの後胃をこわしましたからねえ、、、
やはり尋常ではないようです。。。><
しかし、うるわしさんの問題ももっとぐんと身近な問題として大変だと思います。
ま、いずれにしても、このモロッコファミリーを経験して、分析して、振り払い取っ払い、、、、何とか今の態勢が出来上がって気がついてみたら20年以上経ってました^^;
Commented by nmariomama at 2007-03-20 16:59
☆guraseriさん
日本じゃ全く考えられない話で、びっくりなさったでしょう^^ゞ
夫の妹とか女連中は手伝ってくれますが、人に押しかけられること自体が大変なんですよね。 まあ、これがこちらでは普通なんだと諦めの心境でした、当時は・・・^^;
Commented by nmariomama at 2007-03-20 17:07
☆tablemei2さん
そうですね、そもそも日常的な物の考え方、発想が全然違うということなんでしょうね。 はい、家族の健康には、こういう事情もありまして、重々注意致しております^^>
乾燥しているこちらの気候にアイスクリームはとっても美味しいです^^
こちらの気温、先週は最高気温が23~5度までありましたが、今週はちょっと下がって20度程度です。 朝はまだ冷えて、12~3度くらいかな。
結構温度差があります^^
Commented by nmariomama at 2007-03-20 17:15
☆ゆららさん
どちらかというと放っておかない、おけない、ということなんでしょうね。
病人もですが、その家族に対してもですね。
ズバリ!兄弟が多いからなんですよ。 我が夫も7人兄弟ですからね。
夫の年代ではこれが普通ですから、この兄弟達がそれぞれ結婚したら、、、ギャーッ!ってなもんでしょ? 今は都会で平均3~4人ってとこかなあ。 地方ではまだまだ多いでしょうね。
日本の家族関係もいろいろありますから一概に言えませんが、結婚の概念からして全く違いますものね。 全くエライところに嫁に来てしまいました(笑)
ジェラート、あ、そうか、成分が多少普通のアイスクリームと違うんですね。  とすると、あそこのはジェラートタイプだったと言えます^^
Commented by nmariomama at 2007-03-20 17:23
☆eldermanさん
おっしゃるとおりのようです。 彼らにとって信じられるのは血縁関係のみ、なんですね。
親戚同士の助け合いは美談もあれば、親戚なんだからとその関係を逆手にとる話やら、悲喜こもごも、、、とにかく物の発想自体が違うんですから仕方ないですね。 ハイ、観念して、これも文化・習慣と心しております^^ゞ
Commented by nmariomama at 2007-03-20 17:28
☆mitsuko_beautyさん
え?ヘルニアってそうなんですか? あらま。うちのダンナ、良く無事で^^ゞ
なるほど、昔の病気に対する考え方がいまだに残っているのかもしれませんね。
いずれにせよ、義理というより心配、なんですよね。
行ってどうなるもんでもないのに、一人でも多く行ったほうが病人や家族の慰めになるだろう、、、、っていう発想なんだと思います。
ある意味ではあり難いのだけど、やっぱり限度ってもんがねえ^^ゞ
Commented by nmariomama at 2007-03-20 17:35
☆apr12pixtupiさん
そうか、日本でも地方地方で風習があったりしますものね。
ママchanも勝手が違って大変でしたでしょう。
こちらはね、一口に義理ということではないところが又厄介なんですよね。
病人とその家族はさぞかし心細い思いをしてるだろう、、、てな感じの発想ではないかと私は推測するのですが、、、極めて原始的です^^ゞ
Commented by ルート38 at 2007-03-20 22:37 x
病人にとっても迷惑なときがありそうな風習ですね。
見舞い客の応対で家族まで参ってしまう・・・なんてのはないのかな;
隣の人は何する人ぞ。。日本の都会生活に少しは必要かも?
と思うこともありますけど。。
Commented by nmariomama at 2007-03-21 01:15 x
☆ルート38さん
凄い所に住んでるなあ、、、とお思いでしょうね^^;
これが普通と思っている人たちにはその概念をひっくり返すのは至難の業。
それでも若い人たちの代で少しずつ変わっていけばいいと思っています。
ほんと、日本の今の都会生活とこちらの生活を足して2で割るとちょうど良いかも、です^^;
Commented by glueck-ss at 2007-03-22 05:06
これまた、モロッコの生活・風習を知る事ができましたね。
病院にお見舞いに行ったあと、お家にも訪問されるというのは
残された家族を見舞う為なのでしょうかね。
皆さんお見舞いの花やらなんやら持って来るのですか?
そして退院された後、日本のように快気祝いをする必要は
ないのですよね?
とすみません、また質問攻めで。
Commented by nmariomama at 2007-03-22 06:48 x
☆glueck-ssさん
いえいえ、奇怪な^^;日常に感じられるでしょうから、何なりと^^>
えーと、病院のお見舞いと家へのお見舞いと別物と考えている節がありますね。 退院したらしいから、又ちょっと行ってくるか、という感じ。
お見舞い品は花、食べ物(果物、ヨーグルト、牛乳、ミネラルウォーターなんて類のものが多し)ってとこでしょうねえ。 これまたみんな同じように同じ物を持って行くので、ダブったのは適当に家族で分ける^^
快気祝いってのは聞いたことないですね。お返しは又その家で病人が出た時に見舞いに行く、ということなんだと思います。
見舞いには見舞いで。 結局それで又ぞろお見舞いに繰り出すことになるんでしょう。 まあとにかく、そもそも見舞いとは何かということ自体の発想が違うような気さえしてくるこちらの見舞いの風習です^^ゞ


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