続・まりおの部屋

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2006年 12月 11日

王宮

ラバトの王宮です。(他の主だった都市にも王宮はあります。)
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この王宮がある所は、グルッと外塀に囲まれ、一つの町のようになっています。
そこの地区で暮らす人は、皆、何らかの形で王宮関係する仕事をしている人たちとその家族というわけです。
この地区に出入りできるいくつかの門は、日暮れと共に閉められ、日没後は身分証明証の提示が求められます。

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モロッコは、正式にはモロッコ王国と呼ばれることからもわかるように、国王が政治を自ら司る、立憲君主制の政治体制になっています。
更に、国王が首相を任命し、国防省の長を自ら務めています。

現国王モハメッド6世は、世襲制度により、父のハッサン2世から王位を継承しています。
まだ若いのですよ。42歳。日本の皇太子と同じくらいの年でしょうか。
ハッサン2世の病死後、王位を継承してから7年目になります。

前国王はつりとゴルフの大好きな王様で、主だった都市に全部ゴルフ場を作ってしまいましたが、現国王は動物(特に犬好き)と車の好きな王様のよう。
この王宮とは別にプライベート用の宮殿を持っていますが、その敷地内でトラやイルカを飼っているという話。

そうそう、モロッコを訪れた方は必ずお店に入ると王様の写真が飾ってあるのを目にすると思いますが、実はあれは、義務なんです。
必ず飾らなくてはいけません。
新しくオープンしたお店には必ず検閲が入ります。
きちんと目に付く所に飾ってあるか。 写真が小さすぎないか、といろいろ規制があるようです。

余談ですが、王宮を目にされて、大きそうだけど意外に地味ね、という印象を受けられた方、多いのでは。
そうなんです、外見はね。 でも、中はね。

これって、モロッコの一般的な現象。
普通のうちも外見は平凡です。 でも、中に入ると、という家がとても多いのです。
入り口が狭いから小さな家かと思っていたら、へー、こんなに奥行きが!とか。

これをある人はモロッコ人そのものだ、というのです。
これがモロッコ人の懐だよ、と。
モロッコ人は本当に親しくならなければ、他人を家には招きません。
それまでは表面上の付き合いで、心は中々見せないと言われています。
でも、一旦心を開いたら、その懐は広く温かく、家の中に招きいれた如く、、、
その家というのも塀で囲まれて外側からではわからない、招き入れてもらえて初めて中の広さ、居心地の良さがわかるというもの。

ま、うまくできたお話といえばそうなんですが、私の経験から言えば、七割がた当たってますね。
ナールホド、と思ったことも何回か。
だからわからないんですよね、モロッコ人って、本当に外観では・・・^^ゞ

下の写真は、王宮に併設されたモスク。 この地区内に住んでいる人は使えます。
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by nmariomama | 2006-12-11 00:57 | ひとくちモロッコ | Trackback | Comments(16)
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Commented by arc1017 at 2006-12-11 07:41
立憲君主制にもいろいろあるんですねぇ。
日本やタイの立憲君主制とは違うみたいですね。もっと君権が強い感じ。
絶対君主制のサウジと、天皇は国の象徴の日本の、間くらいでしょうかね。
家の外観と人との関係のお話、面白いなぁ。
私達は旅行中、モロッコ人は懐が深い、なんて印象を受けましたけど、それはまだまだ全部を見てへんのですね。
これは面白いお話。ダンナが帰ってきたら話してやります^^。
Commented by nmariomama at 2006-12-11 16:34 x
そうですねえ、まあここも表面静かに見えますが、何が起こっても不思議はないくらいに考えてます。水面下ってわからないですからねえ。
あはは、何だか拙い説明でご理解いただけるか心配だったのですが、良かったです^^
いえいえ、モロッコ人が懐深いという事に対して、すでに、その時点でそれがわかったうるわしさんの洞察力に乾杯です。
だんなさまにもうまく説明していただければ幸いです^^>
Commented by snowdog at 2006-12-12 00:01 x
モロッコも外見や入り口より中が凄いんです!的なんですね。
こちらも同じです。
外から見えてる物で判断してはいけないんですね
これは人間にも当てはまりますが^^;

それにしても、王様の写真を飾るのが義務というのは
ちょっと驚きました。
Commented by yoridorimidorii at 2006-12-12 00:05
まりおママさんの所でまた勉強
文化、風習から人間気質まで知ることが出来ます。
読みごたえがありました。

>何が起こっても不思議はないくらいに考えてます。
日本だって北の脅威があるし・・・
世界の何処に住んでも、今の世界情勢では解りませんよね。
Commented by bbwan at 2006-12-12 03:07
王宮の堀の中の様子、みてみたいですね〜。 門のところにいる人たちは制服をきた門番さんとかでしょうか? 王宮関係に勤めるのはやはりその人物や成績もさることながら家庭も大きいのかな? ひょっとして世襲制?   モロッコ人同士恋愛となるとどうなんでしょうか? お互いわかり合えるまではよそよそしいのかな?
Commented by nmariomama at 2006-12-12 06:17
☆snowdogさん
普通の家でも中に入ったら、え?っと驚かされたり、まあ、いろいろでおもしろいです^^
私も最初は随分みんな熱心な王様ファンなんだなあ、なんて暢気に考えていたら、、、義務とはねえ^^;
Commented by nmariomama at 2006-12-12 06:26
☆yoridorimidoriiさん
あはは、ヘタな説明ですみません。
わからなかったら、わからないぞー、って言ってくださいね^^>
ほんとですねえ、昔は日本ほど安全で安心な国はないと思ってましたが、どうも最近はそうも言えなくなってきてるみたいで。
安心して行き来ができる世界情勢になってほしいものです。
Commented by nmariomama at 2006-12-12 06:37
☆bbwanさん
宮殿の中! 私も見てみたい^^(笑)
そうそう、門番、衛兵(?)ですね。 暇そうにお喋りしてました^^ゞ
多分王様は中にはいなかったんでしょうね^^
うーん、どうなんだろう、王宮の中の仕事にもよるだろうけれど、多少審査が厳しくて、多少給料は他の公務員よりいいのではないかと思いますが・・・
恋愛に関してはまだまだ閉鎖的だから、まずは中々お互い近付けないんじゃないかなあ。 知り合った後はどうでしょう、恋愛となったらねえ。
やっぱり普通の人との付き合い方とはちょっとパターン(?)が違うでしょうねえ。
Commented by tablemei2 at 2006-12-12 08:29
懐が深いは、どういうことなんだろう。。。
日本人は外観も控えめかなと・・・と思うとそういう人ばかりじゃないし色々だよね^^
王様の写真や規制も、昔の戦争中の日本のようです。
全然話が違うけれど、小原流のお家元は18歳なんですよ^^
Commented by ゆらら at 2006-12-12 11:43 x
プリンス・ヒロより若いですよ。
彼、来年の誕生日で47歳になります(キャッ、同い年。ばれた(汗))。
42歳で国王ですか、すごいですね。
でも、王様の写真掲揚が義務だなんて、ちょっとびっくり。
案外保守的なところがあるんですね。
Commented by nmariomama at 2006-12-12 16:56
☆tablemei2さん
懐が深い・・・難しいですね。 内面、でしょうか。
中々うまく説明できなくてごめんなさい。
ここでいう他人には、、、という表現は血の繋がってない人、という意味なんですよ。
で、他人はまず信用しない、というところがありますから、外観ではまず何も見せない。
見せてもらうと言うことは、(まあ、信用されたといいうことで)その外観とは全然違うのでびっくりする、という感じでしょうか^^
拙い説明で本当にごめんなさい/・ ・ \
あ、そうなんですか、小原流のお家元。やっぱり世襲制度なのかな?
Commented by nmariomama at 2006-12-12 17:03
☆ゆららさん
え?じゃあ今は46ということですね。 あ、プリンス・ヒロのことですが^^
こっちの国王は35の時に即位したわけで、その時は本当に若い!という感じでどうなることかと思ったけど、まあ頑張っているようです。
中近東に比べれば自由な雰囲気ですが、締めているところ締めてる、といったところでしょうか。
Commented by kazinvic at 2006-12-12 19:44
なるほど、他人はなかなか受け入れてもらえないけど、いったん受け入れられたら、家族同様の扱い、ということなのでしょうか。
外側は飾らず地味に、でも内側は心地良く、というのは、見習いたいものです。
Commented by kumako-93 at 2006-12-12 23:07
そうなんですね~。ドライバー兼ガイドに連れられてお宅を訪問し、ミントティーをご馳走になったことがありますが、いつもチップ要でした。

そういえばいたるところに写真が飾ってあって今の時代でも国王が求心力を持っているのだなあと感心したんですが、そういうことでしたか。

言論の自由なんかはどうなんでしょう。
こうやって通信が発達しているとどこかの国みたいにラジオのチャンネルをはんだごてでくっつけないと規制する事は難しいのでしょうけど。
王政を廃止しようなんていう人たちはいないんでしょうか。
Commented by nmariomama at 2006-12-12 23:43
☆kazinvicさん
そういうことですね。 まあ、この背景には民族性、というものがあるのだろうと思います。
本当は内も外も同じ、というのが一番やりやすいのでしょうけどね、世の中そう簡単にはいかないところが厄介なようです^^
Commented by nmariomama at 2006-12-12 23:48
☆kumako-93さん
結局ねえ、そこなんですよ。
そういうところを見せられると、こっちも信用できなくなって、今度はのっけから親切にされると何か下心があるんじゃないかとか勘ぐったりして。
この辺が旅行をしていても難しいところだったのではないですか?
言論統制は厳しいですよ。特に王さまに関しては、、、
クーデターとかね、有り得ますよ。水面下では本当に何が起こってるかわかりませんから^^;


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