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2006年 11月 05日

バディ宮殿

16世紀にモロッコの南でとれた金をここマラケッシュに集め、その富で栄えたこの時代、
バディ宮殿はこの時代、最も力のあった王によって造られたのですが、バディ とは比類のない、という意味だそう。

宮殿跡の入り口の壁の案内版。 
上がアラビア語。右から読んでください^^ カースラ ル バディ となります。
下はフランス語です。
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中はかなり広く、宮殿用の柱として、50本の大理石がイタリアから輸入されたと言われています。大理石1本につき、砂糖1KGが支払われたそう。
つまり、当時は砂糖がいかに貴重だったということですね。

さて、さぞかし豪華であったろう宮殿も、残念ながら、実は今ではほとんど残っていません。
わずかに部屋の跡がわかる程度。
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なぜ残っていないかというと、この後、17世紀の王朝に現れる、暴君で専制君主で知られる
王が、自分の宮殿を建てるために、このバディ宮殿から目ぼしい材料を全部持ち出した挙句、
破壊してしまったのです。
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敷地だけはだだっ広く残りましたので、今は、マラケッシュで毎年6月に行われる、音楽フェスティバルの会場となっています。
所々に残る宮殿の柱や壁をうまく利用して、中庭に幻想的なイメージのステージを作り上げているようです。

下のこの写真は、地下に残る囚人の部屋と呼ばれる部分。
王に背く者などは即刻ここへ連れて来られたのでしょう。
かなり奥まで続き、両端にずらっと仕切りのある小部屋のようなものが並んでいます。
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これはこの場所に入る入り口付近にある門。宮殿とは関係なく、後から造られたものですが、
かなり大きなものです。良く見ると、二重構造になっていて、下の低い部分の門が人が通るための門。 馬に乗って入る時、もう一つの大きな門が左右に開かれます。
こういう門はちょっと金持ちの大きな家の民家でも昔は普通に見られたようです。
現代で言えば、車のまま外門から入るか人だけが通るか、といったところでしょうか。
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~~~~ おまけ ~~~~

マラケッシュでも、もちろん見られるコウノトリ。ここにも巣がたくさんあります。
ラバトのコウノトリが南に飛んでいく途中でここで羽休めしてるかも^^?
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by nmariomama | 2006-11-05 00:48 | 自然・花・風景 | Trackback | Comments(22)
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Commented by lagoon at 2006-11-05 01:04 x
本当にいろんな遺跡があるんですね。人力に頼るしかない時代によくこんな建物を造れたものだと感心するばかりです。
モロッコってこういうところには必ずコウノトリがいるんですか? 遺跡の写真によく写ってますよね。。。
Commented by メルママ at 2006-11-05 01:09 x
私が感心する事それは、ままさんがモロッコの歴史にとっても詳しいと言う事。
良く勉強をされてるなぁ~~っといつも感心しきりです。
ままさんのおかげで、私達もモロッコの事が身近に感じて、歴史にも詳しく(?)なっていってるんでしょうね^^。本当か?
今日はメールで失礼いたしました<(_ _)>
Commented by nmariomama at 2006-11-05 05:07
☆lagoonさん
歴史の古い国ですのであちこちに魅力的な遺跡が残ってるんですよ^^
本当ですね、どれだけの人力が費やされたかと思うと、気が遠くなりそうです。
あはは、コウノトリはまず、人気のない所に巣を作りますから、あまり人の来ない遺跡なんか、彼らの住居に最適なんじゃないでしょうか^^
Commented by nmariomama at 2006-11-05 05:12
☆メルママさん
ありがとうございます^^ 歴史は元々好きなんです^^
でも、学生時代、日本史はさっぱりでした^^;
だから今は、モロッコの歴史のほうが詳しいかも、、、本当か?へへ
あ、いえいえ、楽しいメールでした^^/
Commented by luckynyanzs at 2006-11-05 11:03
マリオママさん、こんにちは。
雑誌などでなく、ママさんの目を通した写真なので、すごく身近に感じます。私も歴史は好きです(って詳しくないけど)。はるか昔、同じ場所に英雄や当時の人々が立っていたと思うとゾクゾクします。
また、いろいろな所を載せてくださいね、楽しみにしています(^^)
Commented by kazinvic at 2006-11-05 15:30
本当に遺跡が多くて、歴史好きの人には、堪らないでしょうね。
現在の王様が住んでらっしゃる王宮も、歴史のある建物なのでしょうか?
人用のドアと馬用のドアっていうのが、とてもおもしろいですね。
Commented by nmariomama at 2006-11-05 17:41
☆luckynyanzsさん
しろさん、こんにちは♪
そうなんです。私も歴史は大好き。
といっても学校の勉強としては芳しくなかったけど^^;年号を覚えるのは苦手。 
過去における人間の悠久とロマンが感じさえすれば幸せです^^ゞ
ご期待に添えるか心もとないですが、又機会があれば載せますね^^♪
Commented by nmariomama at 2006-11-05 17:47
☆kazinvicさん
モロッコの現代もおもしろい(?)ですが、歴史もある国ですので、私には興味の尽きない国ですね^^
現国王の王宮は現代に建てられたものなので、歴代のといいうわけではないのです。
そうそう、ひょっとして、まだ王宮を紹介してませんでしたね。
あそこは敷地内も犬は連れていけないので、機会を逸してました^^;
写真撮って来なくちゃ、しばしお待ちを^^>
Commented by bbwan at 2006-11-06 01:37
16世紀といったら、やはりルネッサンスの最盛期。 なので、建築物質も旬なイタリアからなんですね。 つまりその当時の王朝、とても栄えていたのかなと想像しています。 砂糖がそれほど高価だったとは。 
Commented by nmariomama at 2006-11-06 06:11
☆bbwanさん
なるほど、ルネッサンスがそう繋がるわけですね。
ムーさんのおかげで、ヨーロッパとの時代関係が良くわかりました^^
金がかなり採れたようなので、その富は大きかったようですね。
ねえ、砂糖の価値って凄かったのですね。びっくりです^^
Commented by guraseri at 2006-11-06 07:58 x
素晴らしい宮殿だったのでしょうね。
今は見る影もありませんがとても残念な事ですね。
大理石一本と砂糖1キロと交換なんて、
それにしても貴重な砂糖だったのでしょうね??
チュニジアの世界遺産のカルタゴ遺跡も無残な姿でしたよ。
Commented by tablemei2 at 2006-11-06 09:28
宮殿の跡地が音楽フェスティバルの会場!?
上手く利用されてますね^^
やっぱりモロッコの人達の、色んな文化に対する賢さが伺えます。
コウノトリも日本で飼育されていますが、管理費が税金で賄われているような・・・・。
それよりマリオくんげんきかなぁ?^−^*
Commented by わんぱくラム at 2006-11-06 13:49 x
すばらしい宮殿だったのね。
大理石1本し砂糖ですか?砂糖って貴重にものだったのね。
今は音楽会場ですか・・
ママさんって凄く歴史に詳しいのね。
こちらては、コウノトリが少なくなってますよ。
Commented by nmariomama at 2006-11-06 16:31
☆guraseriさん
本当に残念でした。 人の手で壊されなかったら、かなりの状態で残ったはずなのに、と思います。
チュニジアのカルタゴ遺跡もそうですか? まあ、カルタゴの時代はもっと古いから無理もないでしょうが、雰囲気だけでもチュニジアに行って、味わいたいなあ、なんて思います。
大理石と砂糖の話は私もびっくりでした^^
Commented by nmariomama at 2006-11-06 16:37
☆tablemei2さん
モロッコ人は音楽好きです。 というか音楽がないと生きていけないみたい^^ゞ
もちろん民族性の強いものですので、人々が意識して繋いでいかないと、モロッコといえども廃れてしまう危険性はあると思います。
その意味から言っても、このマラケッシュのフェスティバルは貴重です^^
コウノトリ、日本ではコウノトリの生息地から外れるのだと思いますから、大変なのでしょう。 モロッコは野生がずーっと生息してますからもう、自然の一部です^^
あはは、そうなんです、まりお、忘れらてますね、きっと^^;
Commented by nmariomama at 2006-11-06 16:40
☆わんぱくラムさん
少しでも宮殿の素晴しさが現存していれば良かったのに、残念です。
大理石と砂糖の話は、へー、っと私もびっくりでした^^
あはは、お褒めにいただくほど詳しくはありませんが、歴史が好きなことは確かです。 ただし、数字に弱いので、年号はさっぱり覚えられません^^;
日本でコウノトリは環境が難しいですよね。
Commented by kazinvic at 2006-11-06 22:48
レイディの記事に素敵なコメントをいただき、ありがとうございました。
実は数時間前から、ひどい荒らしにあってしまい、レイディの記事にまで及んだので、コメント禁止にしてしまいました。
お返事が書けなくて、ごめんなさい。
たぶん一週間もすれば収まると思いますので、またその頃、寄ってみてくださいね。
Commented by bahasa at 2006-11-06 23:58
ほんとにママさんは歴史にくわしいですね。
まるで今、モロッコを歩きながら説明を聞いてるようで、
楽しくなってきます。
こういう遺跡はなかなか見れませんので、こうやって
写真でみせていただけるだけでも、想像できてうれしいです。
しかも、いたるところにコウノトリ・・・・なんて幸せな国なんでしょうね。
Commented by nmariomama at 2006-11-07 00:47
☆kazinvicさん
え? どうしたのですか?スパムと呼ばれるヤツですか?
私もこの夏あたりでしたか、大量にコメントに悪質英文コメントにやられましたが、何とか収まりました。 本当に嫌ですよね。
又しばらくしたら伺ってみますね。
すぐに収まりますように。。。
Commented by nmariomama at 2006-11-07 00:52
☆bahasaさん
あはは、あっちこっちで聞いた話を繋げてるにすぎないんですが、
史跡はそこで何があったかくらい知ってないと、つまりませんものね^^
私が理解してる程度にしか説明もできないので、超簡単説明です^^;
コウノトリと猫の国ですね、モロッコは^^>
Commented by glueck-ss at 2006-11-11 07:26 x
破壊されてしまって形は残っていないですが、それはそれで
元の王宮の姿を想像をかき立ててロマンチックだと思います。
↑の魚市場いいなーーこんなに種類があって、あれもこれも
と日本食のメニューが頭に浮かんできてしまいます。今なら
やっぱり鍋かな。
Commented by nmariomama at 2006-11-11 16:36
☆glueck-ssさん
そうですね。 形あるものをつきつけられるよりも、自由に楽しめるかもしれませんね^^
野外コンサートの会場としては、最高です、返っていいものを残してくれたかも^^?
煮付けても美味しい魚もたくさんありますので、結構楽しめます。
うーん、鍋かあ・・・タジンの入れ物で作ってみるかな^^;


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