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続・まりおの部屋

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2010年 08月 31日

入院の時の話・・・合わせてモロッコの入院事情

いろいろご心配おかけして、本当に申し訳なく、又、温かいコメントをたくさんいただき元気を出さなくちゃ!と
自分を勇気付けてるところです^^

本当にありがとうございました^^>

実際のところ、あまり自分がどうこうしたということを記事にするのは得意ではなく、
今日のこの記事も病気のことなんてねえ、、、って感じですが、

モロッコでの話、ということでまあ、ちょっと書き留めておくのもいいかなと思い、入院した時の様子などをお送りすることにしました。


まずは、最初に胃痙攣を起こした時、夜中をもう過ぎていたので夜中の救急で先生を呼んでもらいました。

モロッコにも往診システムがありますので、それの夜間救急体制システムを利用したと言うわけです。

これにかかる費用が注射代を含めて、300DH (約3500円)  

薬代は別、薬は診察後、処方箋で薬局へ。


夫が電話をかけたら15分で来れるというので、痛みで七転八倒しながらも、ほんとかいなと疑ったワタシ。
大体モロッコ人の言う5分が15分ですから、一時間くらい待たされる覚悟をしました。

しかし! 本当に医者は15分でやって来た!

ありがたや~~  でしたねえ。  多分ちょうど待機していた医者がいたので運が良かったのでしょうね。


で、痛み止めの注射を2本くらい打ってもらって、しばらくして痙攣は収まり朝には良くなったかと思ったのですが、

汚い話でごめんなさい、、、朝になって薬を飲んでも吐いてしまうわ、下痢はするはで、お昼まで様子を見てみたけれど、
さすがに私もこのままではどうにもならないと思い、病院へということになったのです。


普通の病院は予約制なので、この時も24時間体制の救急専門の病院に連れて行ってもらいました。

と、ここで、救急病院はラバトでも何軒かありますが、どこでもいいというわけにはいかず、選ぶことが大切。

夫が病院を探すから、もうちょっと待てるか、我慢できるかというので、仕方ない、ここの事情を知っているのでじっと我慢の子で頑張りました。

救急病院ですので、ここも医者は当番制、飛び込んだ時間に変な医者に当たると困るってんで、知っている医者に連絡、合わせて来て貰うように頼む。。。これが万全の方法なんですよ。

最初はびっくりしましたが、モロッコってね、医療体制はわりにしっかりしてるんですが、
医者の力量は、本当にピンからキリで、救急の飛び込みだとどんな医者に当たるかわからない。
これまでいろんな話を聞かされてますので、待てる場合は待つのが良策というもの。

つまり先に医者を選んで、その医者が出入りしてる救急病院に入る、というわけ。


で、無事に夕方ちょっと前くらいに病院に行き、そのまま入院、2日間点滴の日々だったというわけ。


病院は2年ほど前にできたというまだ新しい病院で、部屋もベッドも清潔で、冷房も完備、
病院のスタッフもとてもきびきびして手際よく、
とてつもなく快適な入院になるかと思えてホッと安堵したのですが。。。。


実は、個室の空きがなかったのですよ、2人部屋だったのです。

2人部屋なら御の字と思うでしょう、、、、お隣さんは盲腸も手術を終えたばかりの若い女の子でしたし。


ところがねえ、、、、、モロッコで入院にはもうひとつ大きな問題があるのですよ。

それは、   見舞い客!


これについては、以前もちょっと触れたかと思うのですが、

とにかく、モロッコ人は、誰かが病気になる、入院する、となると、 それっとばかり一族郎党友人、皆お見舞いに走るのです、


モロッコ人は  病気見舞い命!の国民 なのです。


ワタシのほうでも、幾人かは来てました、でも、ラマダン中だし、すぐに出るから来なくて良いと夫がだいぶ釘をさしてくれたようで、助かったのですが、


隣りは普通のモロッコ人。 


ラマダン中ということもあり、昼間はさすがに数は少なく、お母さんと姉妹のような子が付き添いでいて、
お父さんと思しき人が出たり入ったり。

しかし、 これがですね、フトールが終わったとたん!


どば~~~~~っと 波のように押し寄せて来たんですわ。

ワタシのほうも、フトールが終わって、夫と息子と義母がいましたが、それだけです。

極めつけは、10時くらい(夜ですよ)、看護士さんが看回りに来て、見舞い客の方はそろそろ引き揚げてください、と声をかけて行ったアトです。 一応、病院側でも考慮してくれるようなんですけどねえ。


隣りのほうもお母さんを残して帰って行ったのでやれやれ、、、、でも、このお母さんどうするんだろう、1人で帰るんだろうかと要らぬ心配をしてたら、やれやれ、ほんとに要らぬ心配でした。


うとうとしていたら、突然ドアが開き、どやどやがやがや、小さな子ども4人くらい交えて総勢10名ほどで病室に。

え?え?え?   時計を見たら11時半過ぎ、、、もうすぐ12時という時間、

ああ、ラマダンなり~~~~   

普段だったらさすがにこんな時間に誰も来ないでしょうが、ラマダンなので見舞い時間もずれるのがどうやらここの常識のよう。。。


1時近くまでがやがやと喋り捲って、それからようやっと全員で、お母さんも!引き揚げていきました。
つまり、それがどうやら、隣りの女の子の家族全員だったよう。。。(汗)

最後に部屋に備え付けのテレビを消して行ってくれたのがせめてもの幸いでした。
そうですよ、それまで、テレビもずーーーーーっと付けっぱなしだったのであります。。。。


やれやれ、、、、、これが2晩続いたのです、良くなる病気も後退だわあ~

点滴のノルマが終わった所で逃げるように退院してきた、というわけ (汗汗)


でもね、みんないい人たちなんですよ、

まあ、放っておいてほしいんですけれどね、
こちらにも気をかけてくれて、こちらに誰も付き添いがいない時には手をかしてくれたり、
そういうところがニクメナイ人たちなのであります。


というとことで、、、


         教訓です!


         モロッコでは絶対に病気にならないこと!


あらためて肝に銘じたワタシめでありました・・・・



長くなっちゃってすみません、 文字が白くて読みづらかったと思いますが、

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。


今日の画像は、春に日本で箱根の、箱根園水族館に行った時のくらげさんです。

まだまだ、こんな風に浮遊してるみたいに心もとないワタシみたいだなあ。。。。^^;

入院の時の話・・・合わせてモロッコの入院事情_e0092286_18104865.jpg



ではでは。。。。。。



入院の時の話・・・合わせてモロッコの入院事情_e0092286_1817494.gif



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by nmariomama | 2010-08-31 18:26 | ひとくちモロッコ


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